マサオのブログ

得意分野で情報発信! アラサー男のライフハック・ブログです。

睡眠の借金「睡眠負債」

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「睡眠負債」という言葉をご存知でしょうか?

世界的にも睡眠不足の人が多い日本は、睡眠負債が深刻な国です。

本記事では、万病の元になる睡眠負債について説明します。

 

 

1.睡眠の借金「睡眠負債」

睡眠負債とは睡眠不足を借金に例えた表現です。

日々の睡眠不足が少しづつ溜まっていくと、やがて債務超過となって万病へとつながります。

 

世間では「たかが寝不足」と軽視されがちですが、睡眠負債が招く結末は深刻です。

 

睡眠負債が重なり、破綻すると心身に深刻な症状が現れます。

睡眠負債によって引き起こされる病気は以下の通り。

  • 心疾患
  • うつ病
  • 認知症
  • がん

いずれもヘビーな病気です。

 

睡眠負債は、なぜここまで深刻な病気を招くのか?

この答えを知るためには、そもそも睡眠にはどんな役割があるのかを知る必要があります。

 

2.睡眠の役割

睡眠の役割を一言で言うなら、「日中に受けたダメージの回復」です。

 

私たちは眠りにつくと骨・筋肉の成長や免疫システムの強化などが行われます。

また、脳と頭蓋骨の間にある脳脊髄液の入れ替えを行い、脳の老廃物を除去します。

 

このように、睡眠は脳と体が日中に受けたダメージを修復するという役割を担っています。

 

しかし、睡眠負債が溜まっていくとダメージを修復することができなくなります。

繰り越されたダメージは脳と体を徐々に破壊していき、最終的には重い病気という形で現れます。

 

3.睡眠負債が深刻な日本

日本は諸外国に比べて睡眠負債が深刻というデータがあります。

日本と外国の睡眠時間を比較した結果を見てみましょう。

  • フランスの平均睡眠時間:8.7時間
  • アメリカの平均睡眠時間:7.5時間
  • 日本の平均睡眠時間:6.5時間

3つの国の中で、日本はかなり短眠です。

この結果はあくまで平均。

なので、日本には6.5時間すら睡眠できていない人も多いのです。

日本では睡眠時間が6時間未満の人が約40%もいると言われています。

ちなみに、6時間未満は短時間睡眠のラインとされています。 

 

日本人が短眠である調査結果は他にもあります。

例えばミシガン大学が2016年に実施したネット調査では100ヵ国中、日本の睡眠時間は最下位でした。

 

以上から、日本人の睡眠状況は世界的に見ても深刻な状況です。

 

4.睡眠負債の解消法

睡眠負債の解消法として真っ先に思いつくのは週末の寝だめ。

結論を言うと、週末の寝だめでは睡眠負債は解決しません。

なぜなら、週末の寝だめでは全く睡眠が足りないからです。

 

睡眠負債を寝だめで解消するには、3~4週間に渡って毎日寝だめする必要があるのです。

例えば、たった40分の睡眠負債を返すのに必要な寝だめは、14時間睡眠を3週間です。

これを実現できる人は中々いないでしょう。

 

睡眠負債の解消法はシンプルです。

毎日の睡眠時間を増やすこと。これだけです。

 

この答えを聞いてガッカリするかもしれません。

 

睡眠負債を一気に返済する魔法はありません。

単純ですが、コツコツ睡眠時間を増やすことが有効なのです。

 

5.睡眠時間を増やすテクニック

睡眠時間を増やそうとするけど、中々うまくいかない。

 

もしこんな悩みがあるなら、次のテクニックがオススメです。

 

そのテクニックとは、夜10時以降はデジタル・デバイスを使わないことです。

 

スマホやパソコンといったデジタル・デバイスを断ち、ネット環境を遮断すると自由に使える時間が劇的に増えます。

というのも、デジタル・デバイスは際限なく時間を奪う存在なのです。

動画・ゲーム・ニュース、あらゆるコンテンツが無限に存在するネット環境は、まさしく時間泥棒。

奪われた時間のしわ寄せは、睡眠時間へと来ます。

 

「ネットに夢中で寝るのが遅くなった!」という経験は、きっと僕だけではないと思います。

 

6.最後に

本記事では睡眠負債についてご紹介しました。

 

睡眠負債について、より詳しく知りたい場合は「スタンフォード式 最高の睡眠」という本がオススメです。

著者の西野精治氏は睡眠研究の総本山、スタンフォード大学の教授です。

そんな睡眠研究の最前線にいる先生が書いた本書は、睡眠の知識・テクニックが満載です。

 

健康への影響力を考えると、睡眠時間はコスパ最強の投資対象だと思います。

睡眠時間を確保するだけで、健康という最強の資産が手に入るのだから。

 

 

進化医学の視点から見た「うつ」という文明病

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「うつとは一体何なのか?」

この問いに対する答えは様々です。

本記事では、進化医学の視点から「うつ」とは何なのかを紹介します。

 

 

1.進化医学とは?

進化医学とは進化論をベースとして病気の正体を考える学問です。

ダーウィンが生み出した進化論と最新医学のデータを組み合わせたものです。

 

現在の人類が形作られたのは680~700万年ほど昔のこと。

私たちの祖先は動物を狩り、木の実や山菜を採る生活を送ってきました。

そんな人類が農耕を始めたのはたかだか1~2万年前のことです。

 

つまり、人類は600万年以上は狩猟や採集といった生活を続けてきたわけで、農耕を始めたのは最近の話です。

 

この時間軸で見ると、人類は狩猟や採集を前提とした環境で能力を発揮できるように進化してきたと考えるのが自然です。

 

自然の中で獲物を追い、木の実・山菜を集め、少数の仲間と語り合い、日の出とともに活動し夜になれば寝る。

人間は、このような環境で最も力を発揮できるように進化してきたのです。

 

2.人類と現代文明のミスマッチ

進化医学の視点から人類と現代文明を突き合わせると、様々なミスマッチがあります。

そのミスマッチによって生まれたのが文明病です。

 

文明病の分かりやすい例は「肥満」です。

 

私たちの祖先が生きていた古代の環境では、食料は非常に貴重な資源でした。

現代のように食料が安定的に供給されない古代においては、今日や明日の食料は保証されていません。

そのため、人類は食べられるときに限界まで食べて、余りは体に蓄えるように進化しました。

古代においては「食べられるときに限界まで食べる」という戦略が生存の可能性を高めてくれたのです。

 

ところが、現代においてはこの戦略が裏目に出ます。

現代の文明社会では、古代とは比較にならないほど食料が豊富です。

しかし、人類の脳と体には「食べられるときに限界まで食べる」という戦略が遺伝子レベルでインプットされています。

その結果、人類は「肥満」という古代ではありえなかった病気に悩むようになりました。

 

このように、古代環境に最適化している人類にとって現代文明の環境は想定外です。

このミスマッチによって生まれたのが、生活習慣病などの文明病なのです。

 

3.「うつ」という文明病

うつは世界中で増加しており、年間で100万人もの命を奪う社会問題です。

日本でもうつは大きな社会問題となっており、1996年に43万人だったうつ患者は2008年には104万人に増加しています。

 

科学技術が発達し、文明は著しく進歩したにもかかわらず、なぜここまでうつが増えたのか?

冷静に考えれば不思議な話です。

古代において脅威だった猛獣・謎の疫病・食糧不足といった問題は、現代においては存在しません。

文明が発達することで不安は解消できたはず。

なのにうつ患者は増えている。

 

どう考えても割に合いません。

 

ここで、進化医学の視点からうつについて考えてみます。

 

そもそも、人はなぜうつになるのか?

 

進化医学における仮説は、「人は進化の過程でうつを獲得した」というものです。

古代の環境において、うつが生き残りに有利な生存戦略であったという考えです。

 

うつになる原因は様々ですが、長期に渡って強いストレスを受け続けることでうつのリスクは高まります。

現代の文明社会では、職場の人間関係や将来の経済的不安といったストレスが絶えず我々を襲います。

これは、古代では考えられなかったストレスです。

 

古代においてもストレス自体はありました。

古代におけるストレスは猛獣や飢餓、疫病といった大きいが短期で終わるストレスでした。

そして、我々の脳は短期のストレスに対して対処できるように進化しています。

 

しかし、現代の人間が直面しているストレスは短期で終わるストレスではありません。

長々と続く、古代では存在しなかったストレスです。

 

長々とストレスが続くと、私たちの脳は次のように判断します。

「ここは危険だ。逃げて身を隠すんだ!」

 

その時に脳はどうやって私たちを動かすか?

 

脳が用いるのは「うつ」という感情です。

 

ひどく落ち込ませることによって、身を隠すように仕向けるのです。

 

この生存戦略は、古代においてはうまく機能した可能性があります。

どうしようもない危険から身を隠す戦略は、危険だらけの古代で私たちの祖先を助けてくれたかもしれません。

 

しかし、現代では完全に裏目に出ています。

古代において祖先を守った戦略は、現代において「うつ」という名の精神疾患として扱われているのです。

 

4.最後に

本記事では、進化医学の視点から「うつ」という文明病を説明しました。

もし、進化医学について詳しく知りたい場合は「最高の体調」という本がオススメです。本記事においても参考にしました。

 

本書は、現代人が抱える体調不良に進化医学でアプローチするユニークな本です。

僕自身、進化医学という存在を本書で知りました。

 

現代人が抱える「なんとなく調子が良くない・・・。」

本書はそんな不調の原因を進化医学の視点から紐解き、解決策を提示してくれる本です。

難しい専門用語もないので、初心者にもオススメできます。

 

興味を持たれた方は、本書から「最高の体調」を手に入れる第一歩を踏み出してみてください。

 

「糖質制限は危険」という主張のウソ

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ダイエット法の1つとしてすっかり市民権を得た糖質制限。

ところが、ネットで「糖質制限」と検索すると『糖質制限 危険』と出てきます。

糖質制限をしようか迷っているときに『糖質制限 危険』を見て不安にならない人はいないでしょう。

本記事では糖質制限は危険ではないことを説明します。

 

 

1.アンチ糖質制限の主張

アンチ糖質制限の主張は次の3つに集約されます。

  1. 炭水化物を減らすため、食物繊維が不足して腸が弱る
  2. 糖質制限をすると悪玉コレステロールが上昇する
  3. 糖質制限実践者の作家―桐山秀樹氏が急死した

 

「そもそも糖質制限って何?」という方は、こちらの記事を参照ください。

masao3.hatenablog.com

 

2.各主張に対する反論

では、アンチ糖質制限のそれぞれの主張に対して反論していきます。

 

①炭水化物を減らすため、食物繊維が不足して腸が弱る 

人間は食物繊維量が不足すると、便が細くなり、腸が弱ってしまいます。

食物繊維量の不足は腸ストレスにつながり、万病の元となるのは有名です。

 

食物繊維は様々な食べ物に含まれていますが、日本人のメイン摂取源は白米です。

よって、「白米を食べないと食物繊維が不足してしまう。」

 

これがアンチ糖質制限の主張です。

 

では反論開始。

 

糖質制限しても食物繊維は十分確保できます。

 

というのも、糖質制限では大豆・キノコ・海藻・こんにゃくといった低糖質・高食物繊維の食材を積極的に食べます。

炭水化物にこだわらずとも、食物繊維は十分確保できます。

だから食物繊維が不足するという主張は簡単に反論できます。

 

ちなみに、最近では糖質を抑えて食物繊維量を増した「低糖質ライス」 販売されています。

「糖質制限したいけど、お米も食べたい」という方に低糖質ライスはオススメのアイテムです。

 

↓低糖質ライスはこちら↓

 

②糖質制限をすると悪玉コレステロールが上昇する

糖質制限をすると悪玉コレステロールが上昇するケースがあります。

そのため悪玉コレステロールの増加もアンチ糖質制限の主張となっています。

 

”悪玉”と言う名前から、危険と思われがちな悪玉コレステロール。

一般的には、悪玉コレステロールが増えると動脈硬化を起こしやすくなると言われています。

 

では反論開始。

 

そもそも悪玉コレステロール危険説はかなり怪しいです。

というのも、悪玉コレステロールと動脈硬化の関連性が低いことを示す報告が多数あるのです。

13万人の入院データを調べた分析によると、動脈硬化で入院した患者のほとんどは悪玉コレステロール値が基準範囲内でした。さらに悪玉コレステロール値が非常に低い動脈硬化の入院患者も結構いたのです。

悪玉コレステロール値と動脈硬化は無関係であると示唆する報告は多くあります。

 

そのため、悪玉コレステロールの増加に着目して糖質制限批判を行うのは的外れです。

ちなみに、糖質摂取による血糖値の上昇は血管にダメージを与えます。

動脈硬化を防ぎたいなら、悪玉コレステロールよりも血糖値を気にするべきでしょう。

 

実際、砂糖の摂取が多い人ほど動脈硬化での死亡率が高くなります。

 

余談ですが、コレステロール値が低い人はうつになりやすいのでご注意ください。

詳しく知りたい方はこちらの記事を参照ください。


masao3.hatenablog.com

 

③糖質制限実践者の作家―桐山秀樹氏が急死した

糖質制限で平均22kg減を叩き出した中年男性たちの物語『おやじダイエット部の奇跡』の著者・桐山秀樹氏が2016年に心筋梗塞で急死しました。

そのため、アンチ糖質制限からは「糖質制限は危険だ!」と主張されました。

 

では反論開始。

 

急死した桐山氏、実は急死される5年ほど前から糖質制限をしていませんでした。

よって桐山氏の急死の原因を糖質制限とするのには無理があります。

 

まず、桐山氏が糖質制限を始めた経緯について説明します。

 

2010年に桐山氏は体調不良から病院を受診、その際に高血圧・肥満・脂質異常症を医師に指摘されます。

さらに眼底検査にて『糖尿病網膜症』を指摘されていました。

桐山氏が糖質制限を始めたのはこの後です。

 

つまり、桐山氏の体は糖質制限を開始する前に、長年の過剰糖質で蝕まれていたことになります。

 

その後、桐山氏は糖質制限をして肥満と血糖値が改善。

しかし、数値の改善が見られてから自己判断で糖質を摂っていたとご家族は証言しています。

桐山氏の急死の経緯をまとめると以下のようになります。

  • 医師の警告後、糖質制限を開始
  • 糖質制限によって数値は改善
  • その後、自己判断で糖質を摂取
  • 急死する5年前から糖質制限をしていなかった

以上から、桐山氏の急死は糖質制限が原因ではないでしょう。

 

3.最後に

かつては「糖質制限は危険」と主張する人が優勢でしたが、近年は糖質制限の有効性が認められつつあります。

 

過剰な糖質摂取は体に大きな負担をかけます。

この過剰糖質によって激増した病気が糖尿病です。

 

糖尿病は失明・脚の切断・人工透析などの合併症を招く恐ろしい病です。

さらに、糖尿病患者はうつになる確率が通常の2倍以上になるなど、精神にも影響が出ます。

 

糖尿病患者のために生まれた食事療法である「糖質制限」は、進行を食い止めるだけでなく予防という観点からも有効です。

 

将来の自分を守るために、糖質制限への一歩を踏み出してみませんか?

 

 

心が折れそうな新卒社員へ。 心をタフにする「食事」というアプローチ

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初めての社会人生活は緊張・不安の連続です。

そんなストレスで心が折れそうになっているあなたは、もしかすると転職やフリーランスの道を考えているのでは?

本記事はそんな新卒のあなたへ、心をタフにする「食事」というアプローチをご紹介します。

 

1.新卒社員は精神的に不安定になりやすい

そもそも新卒社員は精神的に不安定になりやすいです。

 

なぜなら、生活環境が激変することで大きなストレスを受けているからです。

 

就職を機に生活環境が激変した人は多いでしょう。

 

  • 初めての一人暮らし
  • 見知らぬ土地での新生活
  • 新しい人間関係
  • 慣れない仕事

 

このように、新卒社員は就職と同時に生活環境が激変し、不安と緊張に襲われやすいです。

程度の差はありますが、新卒社員であれば誰しも通る道とも言えます。

 

しかし、人によっては大きな不安と緊張を感じ、心が折れてしまう方もいます。

実は僕もその一人です。

 

だから、心が折れた新卒社員の気持ちは分かります。

 

「もう耐えられそうにない・・・。転職しようか?それともフリーランスの道を目指すか?いっそのこと休職しようか?」

 

当時こんなことを考えていました。

 

結論を言うと、僕は転職もフリーランスも休職もしませんでした。

 

窮地の僕を助けてくれたのは「食事」でした。

 

食事と言われてもピンと来ないかもしれません。

 

しかし、食事は心身に確実に影響します。

 

事実、僕は食事を工夫することによってボロボロの状態を脱し、健康な心を手に入れることができました。

 

もしあなたがかつての僕と同じような状態なら、これからご紹介する食事の工夫は必ず役立つと確信します。

 

2.心をタフにする食事

心をタフにする食事。

それは肉・魚・卵といった主菜を大幅に増やし、白米やパンといった主食を大幅に減らした食事です。

 

なぜ主菜を増やして主食を減らすことで心がタフになるのか?

 

その理由は、脳内の神経伝達物質の生成がスムーズになるためです。

 

心―精神状態は脳内の神経伝達物質でコントロールされます。

 

神経伝達物質は食べ物由来で作られます。

 

神経伝達物質を作るうえで欠かせない栄養素がタンパク質とビタミンB群です。

タンパク質は神経伝達物質の原材料、ビタミンB群はタンパク質を神経伝達物質へと作り変える際に必要な栄養素です。 

 

タンパク質とビタミンB群が不足すると神経伝達物質がうまく作られなくなります。

その結果、感情のコントロールが難しくなります。

具体的には以下のような症状が出ます。

 

  • 小さなことで落ち込む
  • 不安感・焦燥感が大きくなる
  • 集中力が落ちる

 

上記のような症状を防ぐ対策は、タンパク質とビタミンB群を確保すること。

 

タンパク質とビタミンB群を確保する有効な方法が肉・魚・卵を増やし、白米・パンを減らすことです。

 

 

肉・魚・卵といった主菜を多く食べることで、タンパク質の摂取量を増やすことができます。

また、白米・パンといった主食を減らすことで、炭水化物の代謝で消耗されやすいビタミンB群を節約することができます。

 

3.管理人マサオがボロボロだったときの食事

あなたに質問です。

ここ最近の食事はどのようなメニューでしたか?

 

慣れない環境で苦闘する新卒社員の場合、食事は適当に済ませているというケースも多いのでは?

 

精神的にボロボロだったときの僕がまさにそうでした。

 

当時の僕の食事は・・・。

  • 冷凍パスタ
  • 冷凍ギョウザ
  • 冷凍お好み焼き
  • 冷凍ピザ

当時の僕は家に帰ってから作る気力が無かったので、簡単にできる冷食で済ませていました。

今考えると、これが良くなかった。

見て分かる通り、炭水化物に偏り、タンパク質がほとんどありません。

タンパク質は、心を整える上で絶対に不足してはいけない栄養素。

 

しかし、当時の僕にはそんな知識はありませんでした。

 

もし当時の僕にメッセージを送ることができるなら、次のように伝えたいです。

「肉・魚・卵を食べろ!とにかくタンパク質を増やすんだ!!」

 

 

4.心が折れそうな新卒のあなたへ

「もう耐えられそうにない・・・。転職しようか?それともフリーランスの道を目指すか?いっそのこと休職しようか?」

 

かつての自分が抱いた思いを、あなたも持っているかもしれません。

 

転職、フリーランス、休職。

どの道もあり得た選択肢でした。

 

ただ、僕はどの道にも行かず、結果的に同じ会社でまだ働いています。

 

僕は幸運でした。

偶然本屋で見た1冊の本によって食事の重要性を知ることができました。

そこから栄養学の本を読み漁り、食事の力によって心をよみがえらせることができました。

 

心をよみがえらせる食事アプローチはシンプルです。

 

「肉・魚・卵を増やして、白米・パンを減らす。」

 

この基本を守ることで、弱体化していた心はしなやかさを取り戻します。

他に細かいテクニックも存在しますが、この基本が一番重要です。

 

もし、心をよみがえらせる栄養学について、詳しく知りたい場合には「ツライときは食事を変えよう」というマンガがオススメです。

 

このマンガをオススメする理由は次の2点です。

1つ目は情報が網羅されている点です。

僕は栄養学の本を10冊以上持っていますが、このマンガは栄養学で押さえておくべきポイントを網羅しています。

2つ目はストーリー形式であるため読みやすい点です。

ストーリー形式であるため文字だけの本よりも取っつきやすく、初心者にも自信を持ってオススメできます。

 

「たかが食事なんぞで変わるものか?」と思うかもしれません。

 

結論を言えば、食事で心は大いに変わります。

 

「あなたは、あなたの食べたものでできている。」

これは紛れもない事実です。

 

食事から心を整える。

その一歩を踏み出してみませんか?

 

お金のかからない簡単口臭ケア

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人に相談しにくい口臭の悩み。

ふとした瞬間に自覚する口臭は、何とも言えないショックがありますよね・・・。

ただ、口臭はちょっとした工夫で激減します。

実は僕も以前口臭に悩んでいましたが、ちょっとした工夫で改善しました。

本記事では、お金のかからない簡単口臭ケアについてご紹介します。

 

 

1.口臭の原因は?

そもそも口臭の原因とは何なのか?

 

それは歯周病菌が発する硫黄化合物ガスです。

歯周病菌は口内のタンパク質を分解して硫黄化合物ガスを発生させます。

これが口臭の原因となるのです。

 

では、口内のタンパク質とは一体何のことなのか?

それは歯垢です。

歯垢とは、その名の通り歯についた垢です。

見た目は白くネバネバしたかたまりです。

歯垢は、食べカスに細菌が繁殖したもので、細菌のかたまりとも言えます。

 

歯垢が多いと歯周病菌が硫黄化合物ガスを多く発生させるため、口臭はひどくなります。

 

そのため、口臭ケアで取るべきは次の2つのアプローチとなります。

 

1つ目は歯垢を除去すること。

2つ目は歯周病菌を抑制すること。

 

2.簡単で効果の高い口臭ケア

「口臭ケア」と検索すると、高価なサプリや電動歯ブラシなど、いろいろと出てきます。

ただ、そんな高価なものを使わなくても、簡単かつ効果の高い口臭ケアは可能です。

お金をかけずにできる簡単口臭ケアは次の3つです。

 

歯ブラシを月1で交換する

簡単口臭ケアの1つ目は「歯ブラシを月1で交換する」ことです。

 

その理由は2つあります。

 

1つ目の理由は歯ブラシの歯垢除去力を落とさないためです。

というのも、歯ブラシは使っていくと徐々にブラシが開き歯垢除去力が落ちます。

 

ライオン歯科衛生所の調査によると以下のように報告されています。

「新品の歯ブラシの歯垢除去力を100%とすると、少し開いた歯ブラシは80.8%、開いた歯ブラシは62.9%」

 

つまり、使い古した歯ブラシを使うと、本来の6割程度しか歯垢除去できないことになります。

歯垢除去力を保つために、歯ブラシは月1で交換するのがオススメです。

 

2つ目の理由は歯ブラシ内の細菌繁殖を抑えるためです。

口の中には多くの細菌がいます。

そんな口の中を掃除する歯ブラシは、どうしても細菌が付着して汚れていきます。

細菌が繁殖した歯ブラシを使って歯を磨くと、細菌をぬり広げることになってしまいます。

口内の歯周病菌の繁殖を抑えるためにも、歯ブラシは月1で交換するのがオススメです。

  

ただ、毎月交換となると気になるのはコストです。

 

そこでオススメなのが、非常にローコストな「磨きやすい歯ブラシ」です。

この歯ブラシ、1本当たり100円未満と非常に低価格です。

 

値段だけ聞くと、「安かろう悪かろう」とイメージするかもしれません。

しかし、この歯ブラシの真価はコストではなく圧倒的な磨きやすさです。

 

僕はこの歯ブラシのリピーターなのですが、本当に磨きやすいです。

その特徴はブラシの形状と毛質。

何とも絶妙で、掃除しにくい歯の隙間なども磨きやすいです。

 

たまにライオンやサンスターの歯ブラシを使うと、「何だかイマイチだな~」と思ってしまいます。

そのくらいよくできた歯ブラシです。

ちなみにAmazonから購入できます。

 

フロスを使う

簡単口臭ケアの2つ目は「フロスを使う」ことです。

フロスとは歯と歯の間を歯垢を除去するための糸です。

歯磨き後にフロスを使うと使わないとでは、歯垢除去に大きな違いが出ます。

調査によると、歯ブラシのみの歯垢除去率は58%、歯ブラシとフロスを併用することで歯垢除去率を86%まで高めることができます。

 

僕は以前フロスを使ってなかったのですが、使い始めてから口臭を自覚することが激減しました。

 

歯と歯の間にある歯垢は、歯ブラシではどうしても取り除けません。

この取りにくい歯垢が口臭の原因となってしまいます。

フロスを使えば、歯ブラシで取り除けない歯垢を除去することで口臭を防ぐことができます。

 

歯垢除去に非常に有効なフロスですが、使ったことない人も多いのでは?

そんなフロス初心者にオススメなのが、クリニカの「Y字型フロス」です。

 

このフロスを初心者にオススメする理由は2つ。

 

1つ目の理由はY字型ハンドルで奥歯の間に入れやすいためです。

糸だけのフロスもあるのですが、狭い口の中で使うのは意外と難しいです。

その点、Y字型フロスは初心者で簡単に奥歯の間を掃除できます。

 

2つ目の理由はクリニカのフロスが滑らかで歯と歯の間に入れやすいためです。

クリニカのフロスは抵抗が少なく、狭い歯と歯の間にもツルっと入ります。

他メーカーのフロスだと抵抗が大きく、歯と歯の間に入れるのに結構苦労します。

特に慣れていない初心者だと、一層使いづらいと思います。

 

以上2つの理由から、初心者にはクリニカの「Y字型フロス」がオススメです。

 

 
 

ココアを飲む

簡単口臭ケアの3つ目は「ココアを飲む」ことです。

ココアに含まれるカカオポリフェノールは歯周病菌を強力に抑制します。

その効果は紅茶やウーロン茶などよりも高く、なおかつ即効性が高いと報告されています。

そのため、ココアを飲むと口臭を抑制することができます。

 

なお、ミルクココアではなくピュアココアを飲むようにしてください。

 

ミルクココアとは砂糖や脱脂粉乳が加えられたココアのこと。

甘く調整されたミルクココアは飲みやすいですが、口臭抑制という意味ではNGです。

というのも、砂糖は歯周病菌のエサとなってしまいます。

 

口臭対策としてココアを飲む場合は、ピュアココアを飲むようにしてください。

 

 
ただ、ピュアココアは苦いです。
僕は苦いココアが好きなのですが、人によっては甘みが欲しいかもしれません。
 
そんな方にオススメなのがラカントという甘味料です。
 
ラカントは糖質ゼロ&カロリーゼロの甘味料で、歯周病菌のエサになりにくいという特徴を持っています。
 
ラカントをピュアココアに混ぜれば、口臭ケアをしつつ甘みを楽しむことができます。
 

 

 

3.最後に

今回はお金をかけずにできる簡単口臭ケアについてご紹介しました。

高価なサプリや電動歯ブラシなど高価なものを使わなくても、効果的な口臭ケアは可能です。

 

なかなか他人に相談しにくい口臭の悩み。

ちょっとした工夫で口臭は改善できます。

その一歩を、今日から踏み出してみませんか?

うつ患者の80%に薬は効かない。そんな80%の人に向けて。

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うつ患者の80%に薬は効きません。

これは精神科医も製薬会社も知っています。

ずっと前から公表されている公然の秘密です。

 

 

1.うつ患者の80%に薬は効かない

うつ患者の80%に薬は効きません。

この事実は、ずいぶん前から知られていました。

 

うつ患者の80%に薬が効かない証拠として2つの論文を紹介します。

 

1つ目が精神科医ファーブルらの研究論文 。

1995年に発表された論文です。

うつ病に対し6週間のプラセボ対象試験(実際の薬と偽薬の比較)を行ったものです。

抗うつ剤の効果は58.5~62.7%。

一方のプラセボは42.1%。

 

ザックリ言えば、抗うつ剤は60%の人に効果ありとなります。

こう聞くと、よく効くように思えます。

しかし、プラセボでも40%の人に効いてるのです。 

早い話、薬理効果のない小麦粉でも、期待感によるプラセボ効果で40%の人に効くのです。

 

抗うつ剤の60%とプラセボの40%を差し引きすると、60%-40%=20%となり、抗うつ剤の効果は20%となります。

つまり、抗うつ剤の薬理的効果は20%の人に有効となるのです。

言い換えると、80%の人には抗うつ剤は効かないということです。

 

2つ目がスチュワートらの研究論文。

こちらは2012年に書かれた、比較的新しい論文です。

この論文は、複数の論文を再解析した論文です。

抗うつ剤とプラセボの寛解率の差を調査し、プラセボ効果ではない、抗うつ剤の薬理的効果による有効性を算出しています。

この論文によると、抗うつ剤が効いた人は12.5~33.3%。

逆に言うと、66.7~87.5%の人には抗うつ剤は効かないということです。

 

2.だからといって薬は無意味ではない

「80%に効かないなら、薬なんて使うべきじゃないだろう。」と思うかもしれません。

普通の感覚ならそう思うでしょう。

僕もそう思いました。

「何でこんなものを精神科医は処方するのだろう?」と。

 

ただ、精神科医や製薬会社からすると「20%もの人を救える道具」です。

 

医薬品の世界で、20%に効くというのは、相当に優秀です。

というのも、10%に効いたら優秀とされる世界なのです。

先ほど紹介したスチュワートの論文でも、12.5~33.3%も効くのだから抗うつ剤は使うべきと主張しています。

 

抗うつ剤が「20%もの人を救える道具」であることは事実でしょう。

現実に抗うつ剤で立ち直った人も多くいます。

だから、抗うつ剤が無意味だとは思いません。

うつ患者の20%もの人たちを救えるのだから。

 

しかし、これで「めでたしめでたし」とはいきません。

残りの80%の人たちが置き去りなのだから。

 

 

3.精神医療の問題点

繰り返しますが、うつ患者の80%に抗うつ剤は効きません。

 

にもかかわらず、精神科や心療内科に行ってうつと診断されると、ほぼ間違いなく抗うつ剤が処方されます。

そして、例え効果が出なくても、抗うつ剤が処方され続けます。

これは僕の経験からも言えますし、他のうつ患者からも同じことをよく聞きます。

また、多くの精神科医もこの実態を否定できないでしょう。

 

でも、これって冷静に考えたらおかしいでしょう。

うつ患者の80%には抗うつ剤は効かないんです。

なのにその80%に抗うつ剤を処方し続ける。

 

その結果、10年や20年も抗うつ剤を飲み続けるうつ患者が生まれているのです。

 

なんでこんなことになるのか?

 

よくある勘違いが、精神科医が金儲けのために処方しているという話です。

分かりやすい陰謀論です。

確かに、そんな精神科医もいるかもしれません。

しかし、もし仮にいたとしても、極めて少数でしょう。

 

 

ではなぜ精神科医は効かない抗うつ剤を処方し続けるのか?

 

それは、抗うつ剤以外の治療法を知らないからです。

精神科医は、全力でうつ患者を救おうとしています。

しかし、多くの精神科医は薬物療法以外の治療を知りません。

というのも、精神科医の養成システムでは、薬物療法しか習わないのです。

そんな訳で、ほとんどの精神科医は薬物療法しかできないのです。

 

これは中々に酷な話です。

うつ患者は精神科医を頼る。

頼られた精神科医は全力で治療する。

その結果、10年や20年に渡って薬漬けにされるうつ患者が生まれる。

これが悪意ではなく、善意から起こっているのだから酷な話です。

 

4.薬が効かない80%の人たちへ

 薬が効かない80%のうつ患者は一体どうすればいいのか?

 

僕の提案は、自律神経を整える生活をすることです。

ぶっちゃけた話、抗うつ剤を飲むよりも自律神経を整える生活の方がよっぽど有効で即効性があります。

 

自律神経を整える生活とは具体的に何をするのか?

 

押さえるポイントは次の3つです。

 

1つ目のポイントは睡眠。

7~9時間の睡眠時間を確保してください。長すぎても短すぎてもダメです。

そして、太陽と連動した生活を送ってください。

朝起きて、昼動いて、夜寝る。

これだけです。

昼夜逆転は絶対に避けてください。

昼夜逆転は自律神経を乱します。

太陽と連動した生活を送ることが、自律神経を整える第一歩です。

 

2つ目のポイントは食事。

糖質を少なくして、肉・魚・卵などのタンパク質を多く摂るようにしてください。

糖質とは砂糖や炭水化物のこと。

砂糖を大量に使ったお菓子やジュースは、血糖値を乱高下させて自律神経を乱します。

白米やパンといった炭水化物も血糖値を乱高下させやすい食品です。

うつ患者にオススメの食事に関しては、こちらの記事を参照ください。

masao3.hatenablog.com

 

3つ目のポイントはスマホ。

スマホに依存しないようにしてください。

何かと便利なスマホですが、近年は世界各国でうつとの関係性が報告されています。

スマホ依存を防ぐアクションとしては、画面を白黒にすることが有効です。

 

スマホとうつの関係性については、こちらの記事を参照ください。

masao3.hatenablog.com

 

5.最後に

「うつ患者の80%に薬は効かない」

抗うつ剤を飲んでる身からすると、中々ショッキングな話です。

 

ただ、この事実を知った時に僕はどこか安堵していました。

「薬が効かないのは僕だけじゃないんだ」と。

 

僕がこの事実を知ったのは、偶然本屋で見つけた「うつの8割に薬は無意味」という本がきっかけです。

かなり挑戦的なタイトルの本ですが、うつ患者やその家族なら知っておいて損はない情報が多く書かれています。

本書で書かれている「うつは心の風邪」キャンペーンへの考察や、製薬会社は営利団体といった指摘は、現代精神医療の問題点を鋭く突いています。

そして、うつ患者とその家族に本書をオススメする最大の理由は、精神科医にかかる際の注意点を書いている点です。これは意外と貴重な情報です。

 

今回の記事においても、本書を参考にしています。

 

 

「うつ患者の80%に薬は効かない」

この事実を知った上で、どうするか?

嘆くのか。それとも怒るのか。

 

いや、これからどう治していくかを考えてみませんか。

 

【体験談】抗うつ剤パキシルで10kg太った僕がすんなり痩せたダイエット法

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「抗うつ剤を飲み始めてから太ってしまった・・・」

 

もし、こんなお悩みをお持ちなら糖質制限をオススメします。

本記事では、抗うつ剤パキシルで10kg太った僕が簡単に痩せたダイエット法―糖質制限についてご紹介します。

 

 

1.糖質制限とは?

糖質制限とは、糖質量を少なくする食事法です。

糖質とは白米や小麦と言った炭水化物や、砂糖のことを言います。

 

元々は糖尿病患者のために考案された食事法です。

最近では体力を落とさず、無理なく痩せられるダイエット法として市民権を得ています。

 

2.糖質制限の魅力

糖質制限の魅力は、カロリーを全く制限しなくてもよいことです。

そのため、高カロリーな食品を食べても全く問題ありません。

むしろ、糖質制限では肉・卵・魚などは積極的に摂るように推奨されています。 

 

糖質制限で気を付けるものは1つだけ。

糖質だけです。

 

糖質制限では、カロリーの多い食品はOKですが、糖質量の多い食品はNGです。

 

 

3.糖質制限はなぜ痩せる?

「カロリーを制限しないのになぜ痩せるのか?」

よく聞かれる質問です。

結論を言うと、人はカロリー過剰ではなく糖質過剰で太ります。

糖質を過剰摂取すると、血液中にあふれ返った糖が脂肪として蓄えられるため太るのです。

また、カロリー制限は筋肉量が低下して基礎代謝が落ちるため、痩せにくくなります。

つまり制限すべきはカロリーではなく、糖質なのです。

 

糖質制限でなぜ痩せるのかについて、より詳しく知りたい方はこちらの記事を参照ください。

masao3.hatenablog.com

 

4.糖質制限はうつ症状を改善する

糖質制限はダイエット効果だけでなく、うつ症状にも改善効果があります。

むしろ、うつ患者にとってはこっちの方が重要だと思います。

 

なぜ糖質制限するとうつ症状が改善されるのか?

 

それは、糖質を控えることによって血糖値が安定し、自律神経が整うためです。

 

そもそも、糖質を多く食べると血糖値が乱高下して自律神経が乱れやすくなります。

糖質過剰による血糖値の乱高下は低血糖症と呼ばれ、うつ患者の多くが抱えている隠れた病気と言われています。

 

低血糖症は自律神経をガタガタにします。

低血糖症によってあらわれる症状は以下の通りです。

  • 不安感・焦燥感の増大
  • 意欲の低下
  • 集中力・注意力の低下
  • 睡眠障害

このように、低血糖症では典型的なうつ症状が現れます。

 

糖質制限は血糖値を安定させるため、低血糖症に対して非常に有効な食事法です。

実際、糖質制限によってうつ症状が大幅に改善する事例は多いです。

実は僕もその一人です。

 

低血糖症に関して、より詳しく知りたい方はこちらの記事を参照ください。

masao3.hatenablog.com

 

5.糖質制限の弱点

良いこと尽くめの糖質制限ですが、弱点もあります。

糖質制限を実践している僕が感じた糖質制限の弱点は次の2点です。

 

白米を食べられない

糖質制限は糖質量の多い炭水化物を控える必要があります。

そのため、「満腹まで白米を食べる」はできません。

ところが、日本の食事は白米を前提に設計されています。

「ご飯のお供」といった言葉が存在するように、日本食は白米を主役におかずが構成されています。

食卓の主役であった白米を、糖質制限では控えなければなりません。

糖質制限をすると分かるんですが、これがなかなか難しい。

実際、糖質制限を断念する理由としてよく聞かれるのが白米の誘惑です。

 

甘い物を食べられない

糖質制限では砂糖を控えます。

つまりお菓子やジュースと言った甘い物は食べられません。

これに関しては一般的なダイエット法と同じです。

ただ、甘い物の誘惑は強い。

僕は甘党なので、お菓子を食べたくなる気持ちはよくわかります。

そんな気持ちを抑え続けるのは、なかなか難しい。

糖質制限に限らず、あらゆるダイエットでも甘い物の誘惑で失敗したというのはよく聞く話です。

甘い物はダイエットの最大の障害とも言えるでしょう。

 

6.糖質制限の弱点を克服するアイテム

白米や甘い物が食べられないという弱点を抱えている糖質制限。

しかし、近年の糖質制限の広がりによって、その弱点を克服するアイテムが登場しています。

 

低糖質ライス

糖質制限の弱点である白米の制限を克服するアイテムが低糖質ライス「TRICE」です。

TRICEの優れた点は糖質を大幅にカットしつつ、白米に近い風味を持つ点です。

一般的な低糖質ライスではこんにゃくを代用することが多いのですが、白米と風味が大きく異なるという弱点があります。

一方、TRICEは米粉とトウモロコシ由来の食物繊維を原料に作られており、白米に近い風味を持つ低糖質ライスです。

 

いつもの白米をTRICEに置き換えるだけで、糖質量を大幅に制限できます。

 

↓TRICEの公式サイトはこちら↓

 

低糖質スイーツ

糖質制限のみならず、ダイエット全般における最大の障壁は甘い物の誘惑。

甘い物の誘惑をどうしても払うことができない方へオススメなのが低糖質スイーツです。

低糖質スイーツは、小麦粉の代わりにおから粉、砂糖の代わりに糖質ゼロ甘味料を使うなどの工夫をして糖質をカットしています。

 

近年は企業努力のおかげで「糖質制限とは思えない美味しさ」の商品も登場しています。

低糖質スイーツは糖質制限の継続性を高める心強い存在と言えます。

 

 ↓低糖質スイーツはこちら↓

 

糖質ゼロ甘味料

糖質制限では砂糖を控えます。

ただ、砂糖はお菓子以外にも案外使います。

例えば料理では煮物や照焼き。

料理以外では、コーヒー・紅茶・ココアなどに砂糖を入れることもあると思います。

 

砂糖の代替品としてオススメなのが糖質ゼロ甘味料「ラカントです。

ラカントの凄さは、砂糖と同じ甘みを持つにもかかわらず、血糖値を全く上げないという点です。

砂糖の代わりにラカントを使えば、糖質制限でも甘みを楽しむことができるのです。

 

ラカントは人為的に作られた合成甘味料とは違い、自然界にも存在する甘味料です。

ラカントの安全性に関しては、国連食糧農業機関(FAO)・世界保健機関(WHO)がいずれも極めて安全性が高いと公表していますので、安心して使用できます。

 

良いこと尽くめのラカントですが、1つだけ弱点があります。

値段が高い。

ただ、個人的には「甘さと健康を両立するから値段は仕方ないかな」と思っています。

 

↓糖質ゼロ甘味料ラカントはこちら↓

 

7.最後に

僕は抗うつ剤パキシルを飲み始めてから10kg以上太りました。

ただ、糖質制限をはじめて半年ほどで元の体重に戻りました。

 

個人的に、食事のツラさはありませんでした。

なぜなら、コッテリしたものをたくさん食べることができたためです。

 

また、糖質制限はうつ症状そのものを改善するという魅力があります。

僕としては、ダイエット効果よりもこっちの方がうれしかったです。

 

抗うつ剤で太ったというお悩みがあるなら、糖質制限は強くオススメできます。

 

うつも体重も解決する糖質制限を、あなたも始めてみませんか?

低すぎるコレステロール値はうつを招く。

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コレステロールはメンタルの安定のために非常に重要な役割を果たしています。

本記事は誤解の多いコレステロールの汚名を返上し、メンタルの健康に寄与する存在であることをご紹介したいと思います。 

 

 

1.コレステロールとは?

「そもそもコレステロールとは何なのか?」

 

コレステロールは健康診断の常連ですが、聞かれると説明に困る人も多いのではないでしょうか?

 

コレステロールは人の体に存在する脂質(油)の1種です。

 

コレステロールの役割は大まかに以下の4つです。

  • ホルモンの材料となる
  • 神経線維を包む神経鞘の材料となる
  • 細胞膜の材料となる
  • 脂肪の消化・吸収を助ける胆汁酸の材料となる

 

2.コレステロールと「うつ」の関係

「コレステロールとうつがどう関係するの?」と思われるかもしれません。

 

コレステロールが低いと「うつ」になりやすいです。

というのも、コレステロールは精神の安定に大きく関わる存在なのです。

 

うつ病患者のコレステロール値調査によると、うつ病時はコレステロール値が低く、回復時はコレステロール値が高かったと報告されています。

 

また、コレステロール降下薬を処方された人が「うつ」になりやすいというのも有名な話です。JR中央線で自殺した人の調査では、自殺者の90%がコレステロール降下薬を飲んでいたという話もあります。

 

ではなぜコレステロールと「うつ」が関係するのでしょうか?

その関係について2つの視点から説明します。

 

●コレステロール不足によるホルモン不足

コレステロールを原料に作られるホルモンとしてコルチゾールというホルモンがあります。このコルチゾールはストレスに対抗する役割を持つことから、別名でストレスホルモンとも呼ばれます。

 

コルチゾールはやる気や元気をもたらすホルモンです。コルチゾールが減ると、気力がなくなり、疲れやすくなります。

 

コレステロールが低下してコルチゾールが少なくなると次のような症状が現れます。

  • 寝ても疲れがとれない
  • 朝がしんどい
  • やる気が出ない
  • 何もないのに悲しい
  • スタミナが下がる
  • 性欲が落ちる
  • 頭の回転が鈍る
  • これまで好きだったことにさえ興味がなくなる

 

上記のように、コルチゾールが減ると典型的な「うつ」症状が現れます。

 

●コレステロール不足による神経鞘不足

コレステロールは神経線維を包み込む被膜である「神経鞘」の材料となります。「神経鞘」は電気コードの銅線を包む絶縁ビニールみたいなものです。

 

コレステロールが不足して「神経鞘」を充分に作られなくなると神経回路は漏電状態になります。すると、脳神経は正確な情報伝達機能を維持できなくなってしまい、次のような症状が現れます。

  • 落ち込みやすくなる
  • 感情的になる
  • 思考がまとまらない

 

3.コレステロールを増やすには?

コレステロールを増やすためのアクションは次の2つです。

  1. カロリーを充分に摂ること
  2. 卵・肉・魚などのタンパク質を摂ること

 

コレステロールの約80%は体内で合成されますが、充分なカロリーが無いと合成がうまくできません。

また、合成したコレステロールを血中に運び出すにはタンパク質が必要となります。タンパク質はコレステロールにとってトラックのようなものなのです。

 

世間ではカロリーが敵視され、卵・肉・魚といった食品よりも炭水化物や野菜を食べるよう喧伝されがちです。しかし、「うつ」っぽい人に必要なのはカロリーと卵・肉・魚といったタンパク質なのです。

 

4.最後に

本記事は『「うつ」は食べ物が原因だった!』という本 を参考に記述しました。

本書は分子整合栄養医学と呼ばれる栄養療法について書かれた本で、日ごろ食べているものがメンタルに多大な影響を与えることを指摘しています。

 

「うつ」というとほとんどの人が社会的ストレスからくる精神疾患をイメージします。

確かに社会的ストレスの影響は大きいと思います。

僕自身、就職後に慣れない環境とノルマなどから「うつ」に陥ったことがあるので社会的ストレスの影響は分かっているつもりです。

その上で僕が思うのは、食べ物が与えるメンタルへの影響力は社会的ストレスに引けを取らないということです。

 

「あなたは、あなたの食べた物からできている」

 

食べ物が与える影響は、きっとあなたが考えているよりも大きいです。

もしあなたが「うつ」に苦しんでいるなら、栄養療法を試す価値はあると思います。

 

最後に、この記事があなたの健康に寄与するものとなれば幸いです。

 

↓今回参考にした書籍『「うつ」は食べ物が原因だった』はこちら↓
 

↓栄養療法についてマンガでお手軽に知りたい方はこちら↓

うつっぽいならサラダ油を避けて○○油を使おう!

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炎症促進作用のあるサラダ油はうつ症状を悪化させます。

本記事では、サラダ油がうつに与える影響についてご紹介します。

 

 

1.サラダ油はうつを悪化させる

サラダ油はうつ症状を悪化させます。

なぜなら、サラダ油はオメガ6系と呼ばれる脂肪酸で炎症促進作用があるためです。

近年、うつは身体で生じた炎症性物質が血流に乗って脳に到達することで生じるという説が有力視されています。この説を炎症モデルと言います。

炎症促進作用のあるサラダ油を多く摂ると、炎症が起きやすくなり、うつが悪化しやすくなります。

 

2.現代人はオメガ6系を摂り過ぎ

人間には外部から必ず摂取する必要のある脂肪酸が2つあります。

それはオメガ6系脂肪酸オメガ3系脂肪酸です。

この2つは、いずれも体内で合成できません。

 

オメガ6系は炎症を促進させる効果があります。

炎症促進という言葉は悪く聞こえますが、外部から侵入した異物を攻撃するために炎症は欠かせない反応です。適量のオメガ6系は人体に必要な栄養素なのです。

オメガ6系はサラダ油やナタネ油に多く含まれます。

 

オメガ3系は炎症を抑制する効果があります。

免疫反応によって発生した炎症を鎮める際に必要となるのがオメガ3系です。

オメガ3系はアマニ油やエゴマ油、青魚に多く含まれます。

 

2つの脂肪酸は両方とも必須脂肪酸ですが、現代人はオメガ6系を摂り過ぎています。

理想のバランスはオメガ6系:オメガ3系=1:1

ところが現代人の実態は10:1です。

オメガ6系が多すぎるのです。

 

オメガ6系の過剰摂取は、アレルギー疾患や動脈硬化を引き起こします。そして、炎症はうつを招く要因となります。

うつと炎症の関係性についての詳細は、こちらの記事を参照ください。

masao3.hatenablog.com

3.サラダ油の代わりとなる油

ズバリ、オリーブ油です。

オリーブ油はオメガ9系脂肪酸に分類されます。

オメガ9系は炎症に対して促進も抑制もしません。

オメガ6系の過剰摂取で炎症気味の現代人にとって、オリーブ油は心強いアイテムです。

 

「オメガ3系のアマニ油やエゴマ油を使えばいいのでは?」

このように思った方もいるのでは?

確かに、サラダ油の代わりにアマニ油やエゴマ油を使えばオメガ3系の比率を高められます。

 

しかし、オメガ3系の油には弱点があります。

 

熱に弱いのです。

そのため加熱調理できません。

この弱点のため、サラダ油の代わりとしてフライパンや鍋で使うことは無理なのです。

 

一方、オリーブ油は熱に強い特徴があります。

この特徴から、サラダ油の代わりとしてオリーブ油を僕は推します。 

 

4.最後に

僕はうつと炎症の関係性を知ってから、油には気を付けています。

具体的に行っていることは次の3点です。

  • サラダ油の代わりにオリーブ油を使用する。
  • オメガ3系が豊富なサバ缶を意識的に食べる。
  • オメガ3系の魚油サプリを摂る。

 

これらのおかげか、朝起きたときの体のダルさとうつっぽさは激減しました。

オメガ3系である魚油のうつ改善効果については、こちらの記事を参照ください。

masao3.hatenablog.com

 

もしあなたがうつっぽいなどの不調にお悩みなら、油を意識することから始めてみてはいかがでしょうか。

この記事があなたの健康に寄与するものになれば幸いです。

 

魚油はうつを軽減する。オメガ3の力で炎症を鎮める。

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魚油はうつを軽減します。

本記事では魚油が持つポテンシャルについてご紹介します。

 

 

1.うつの原因「炎症」

近年、「うつ病は身体の炎症が原因となっている」という説が有力視されています。

身体のどこかで炎症が生じると、人体で免疫システムが作動、炎症性物質が分泌されます。

この炎症性物質が血流に乗って脳に達することで、うつ症状や集中力の低下といった脳機能の低下を引き起こすという説です。

 

「うつに悩んではいるけど、身体に炎症は無いよ」と思った方もいるのではないでしょうか?

実は現代人は知らず知らずに何らかの慢性炎症を抱えがちです。

例えば肥満

肥満になると肝臓や腸といった臓器の周りに内臓脂肪が付きます。

内臓脂肪が増えると脂肪細胞が分泌する炎症性物質が臓器に炎症を引き起こします。内臓脂肪が減らない限り、体は緩やかな炎症が続くことになり、体はジワジワとダメージを受け続けます。

体調が悪いと感じている人ほど、体内の炎症レベルが高いという報告もあることから、うつっぽさ・慢性疲労を感じている人は高確率で炎症が進行しています。

炎症とうつについてはこちらの記事も参考にしてください。

masao3.hatenablog.com

 

2.魚油はうつを軽減する

魚油はうつを軽減します。

 

なぜなら、魚油には炎症を鎮める効果があるためです。

中でも青魚が有効です

青魚にはDHA・EPAが豊富に含まれています。

DHA・EPAはオメガ3脂肪酸という油に分類され、炎症を鎮める作用があります。

 

DHA・EPAを積極的に摂れば炎症が鎮まり、うつなどの精神症状が改善されます。

フィンランドの研究では、魚嫌いの人は魚好きの人と比べて抑うつ状態の人が2倍だったと報告されています。

また国立長寿研究センターによると、血中のDHA・EPA濃度が高い人はうつに悩む人が少ないと報告されています。

 

3.魚油の摂り方

DHA・EPAが良いと分かったところで、次の問題はどうやって摂取するかです。

僕は以下2つのアプローチをオススメします。

缶詰で食べる

DHA・EPAは青魚に豊富です。

そんな青魚を手軽に食べる方法としてオススメなのが缶詰です。

例えばイワシ缶やサバ缶、サンマ缶などです。

これら青魚の缶詰は

  • DHA・EPAが豊富
  • 長期保存が可能
  • 安くてお手軽

というように、栄養・保存性・価格に優れたスーパー食材です。

 

僕がよく買うのは照焼き缶やかば焼き缶です。

「もう1品欲しいな」というときに、手軽に追加できる点が助かりますね。

 僕の一押しはニッスイの「炙りサバの生姜しょうゆ」です。

生姜の風味としょうゆベースの味付けがサバのうま味を引き出します。

 

サプリで摂る

2つ目のアプローチはサプリメントです。

サプリメントを使えば、青魚を食べない日でもDHA・EPAを摂取できます。

現代日本人の多くはDHA・EPA不足です。

サプリを使えば、DHA・EPAの摂取量を底上げできるので、とてもオススメです。

 

DHA・EPAのサプリメントはたくさんありますが、DHCのサプリが良いです。

その理由は以下の3つです。

  • DHA・EPAの含有量が多い
  • 価格が安価
  • GMP基準を準拠した工場で作られている

GMP基準とは医薬品等の適正製造規範です。

DHCのサプリはこの基準を満たしており、価格に対して品質が高い点が優れています。

 

4.最後に

本記事では魚油(DHA・EPA)が持つ炎症抑制パワーについてご紹介しました。

現代の食生活において魚油は、意識して摂らないと不足しがちです。

昨今のうつ患者増加は魚の消費量低下も原因ではないかと僕は思っています。

 

もしあなたがうつっぽさに悩んでいるのであれば、魚油を多く摂る食生活を試してみませんか?

この記事があなたの健康に寄与するものになれば幸いです。