マサオのブログ

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甘い物・炭水化物好きのうつ患者へ告ぐ。そのうつは低血糖症だ!

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甘い物・炭水化物が大好きという方は多いでしょう。

ただ、これらがうつの原因である低血糖症を招くことについて知っている方は少ない。

 

今回の記事は、実は身近な低血糖症の症状・原因・対策についてご紹介します。 

 

 

1.低血糖症とは?

「低血糖症って何だろう?」と思う方も多いのでは?

その名前から、血糖値が下がり過ぎた状態をイメージするかもしれませんが、そうではありません。ややこしいですよね~・・・。

低血糖症とは、血糖値が暴れることによって精神がガタガタになる病気のことです。

低血糖症の別名は血糖調節障害

早い話が血糖値が暴れて精神疾患へとつながる病気です。

 

2.低血糖症による自律神経の乱れ

「低血糖症で血糖値が暴れると、なんで精神がガタガタになるの?」

 

その理由は低血糖症が自律神経を乱し、心身をスーパー緊張状態にしてしまうためです。

 

2-1.自律神経とは?

自律神経とは、自分の意志でコントロールできない神経のことです。例えば心臓や腸などの内臓の動きは自分の意志でコントロールできないですよね。内臓の動きなんかは、自律神経の代表例です。

自律神経は、言わば自動運転モードの神経なのです。

 

2-2.自律神経と血糖値

「自律神経と血糖値に何の関係が?」と思うかもしれませんが、実は大ありなんです!

 

というのも、血糖値が暴れると自律神経は大ダメージを受けるのです。

 

なぜか?

 

それは血糖値が暴れることでストレスホルモンが大量に分泌されてしまうためです。

 

人体には血糖値を一定に保とうとする仕組みがあります。血糖値が暴れると、血糖値を上げるホルモン・下げるホルモンが大量に出ます。

ここで問題となるのが、血糖値を上げるホルモンです。

そのホルモンはコルチゾール・アドレナリンとったストレスホルモンです。

これらストレスホルモンは、心身を瞬時にスーパー緊張状態に切り替えます。

口が渇き、動悸が高まり、瞳孔が開く。

重要な発表や大事な試合・試験などの場面でおなじみのアレです。

まさにスーパー緊張状態。

うーむ、想像するだけでもイヤですね・・・。

 

血糖値が暴れると、毎回このようなスーパー緊張状態を招きます。すると自律神経は張り詰めっ放し。心も体もずーっと張り詰めたままとなってしまいます。

すると、例え休息を取ったとしても緊張を抱えたままとなり、質の悪い休息となってしまいます。

 

このようにして自律神経が乱れると、最終的にどうなるか?

 

行きつく先は精神疾患、つまりうつです。

 

3.引き金は糖質

ここまで読んで、低血糖症がうつを招くことは分かったと思います。

ただ、肝心なところが抜けています。

 

「そもそも何で血糖値が暴れるんだ?何が原因なんだ?」

 

その引き金はズバリ、糖質です。

 

例を挙げると・・・。

  • 白米・パンなどの炭水化物
  • ケーキ・チョコレート・クッキーなどの甘いお菓子
  • コーラ・スポーツドリンクなどの砂糖飲料

では、これら糖質を摂ると一体何が起こるのか?

 

血糖値が爆上がりします。

それも急激に。

 

糖質を摂って血糖値が爆上がりするとどうなるのか?

 

人体には血糖値を一定に保つ仕組みがあり、血糖値が急上昇すると血糖値を下げるホルモンを大量に出します。

すると今度は血糖値が下がり過ぎてしまい、次は血糖値を上げるホルモンを大量に出します。血糖値を上げるホルモンは別名ストレスホルモン。このホルモンが出されると、心身は戦闘モードに切り替わり、スーパー緊張状態となってしまいます。

 

まとめると、糖質が引き金となって自律神経が乱れ、うつに陥るのです。

 

にわかには信じられないと思います。

糖質大好き人間の場合は特に・・・。

かくいう自分も糖質大好き人間だったので、最初はショックでした。

 

ただ、事実は事実です。

 

現に、4000人のうつ患者を回復させた溝口医師は「うつの陰に低血糖症あり」と著書で述べており、低血糖症によるうつに警鐘を鳴らしています。

 

「糖質がうつの原因なんて信じられない!そんな訳ない!」

こう思う気持ちは分かります。糖質好きの場合は特に反発したくなると思います。

 

だから、「低血糖症なんて信じない!」というスタンスを僕は否定しません。

そのような方は、きっと糖質過多による低血糖症でも、薬と根性でうつを治せると思います。

 

ただ、もしあなたがうつに悩んでいて、薬物療法での治療に限界を感じており、効果のあるアプローチでうつを治したい、こう考えているのであれば、これから述べることは有益なアドバイスになると確信しています。

 

4.血糖値を安定させるには?

低血糖症によるうつ。

これを防ぐために、血糖値を安定させるにはどうすればいいのか?

 

結論から言うと糖質制限です。

 

糖質制限とは、その名の通り糖質を制限する食事法のこと。

元々は糖尿病患者のための食事法でしたが、ダイエット効果があるとして近年は一般にも浸透しています。

 

いきなり糖質制限と言われてもピンと来ないかもしれませんが、やることは至ってシンプルです。

炭水化物と少なくし、砂糖を断てばいいだけです。

具体的アクションは以下の通りです。

  • 白米・パンなどの主食を減らし、肉・魚・卵などの主菜を増やす。
  • ケーキ・チョコレート・クッキーなどのおやつをクルミ・アーモンドなどのナッツ類に代える。
  • 砂糖飲料は飲まない。お茶・コーヒー・紅茶などは砂糖無しならOK。

 

「う~む、難しくないか・・・?」と思ったあなた。

その通りです。

炭水化物を減らし、砂糖を断つのは結構大変です。

 

特に砂糖。

というのも、砂糖には麻薬と同等の中毒性がありますから。

甘味の持つ魔性の魅力から抜け出すのは覚悟が要ります。

ただ、うつから抜け出したいと思っているなら、糖質制限は大きな可能性を持ちます。

薬物療法で効果が出ずに悩んでいるなら、やる価値はあるでしょう。

 

糖質制限についてはこちらの記事もありますので、参考にしてください。

masao3.hatenablog.com

 

5.血糖値安定の切札

血糖値を安定させる最強の方法は糖質制限です。

糖質制限さえ出来れば、低血糖症は解決したも同然です。

1番の問題は、糖質制限を継続するのが難しいということです。

これに関しては、糖質制限をしている僕も認めます。

ぶっちゃけハードルは高いです。

何せ世の中は糖質だらけです。

スーパー・コンビニに行けばスナック菓子・ジャンクフードといったお菓子、はたまた弁当・おにぎり・菓子パンなどなど。

外食に行けばラーメン・ギョウザ・うどん・牛丼・パスタ・ピザなどなど。

至る所に糖質はあります。

断固たる決意がないと糖質制限はできないというのは事実です。

 

ただ、糖質制限は工夫次第でハードルを下げることができます。

その工夫とは、次の2つのアイテムを使うこと。

この2つのアイテムこそが、糖質制限のハードルを下げ、血糖値を安定させる切札です。

 

1つ目のアイテムは、ココナッツ・ギーです。

ココナッツ・ギーとはココナッツ・オイルとギーを混ぜたオイルのこと。

ココナッツ・オイルはその名の通りココナッツから抽出したオイルです。

ギーとはバターを煮詰めて乳固形分をろ過したオイルです。ザックリ言えば熱したバターの上澄みです。

この2つのオイルをブレンドしたのがココナッツ・ギーです。

ちなみに見た目はこんな感じです↓

 

なぜココナッツ・ギーが糖質制限のハードルを下げるのか?

それは、ココナッツ・ギーを食べると激しい空腹感が消えるからです。

 

糖質制限の大敵は、激しい空腹感による糖質への欲求です。

裏を返せば、激しい空腹感を克服できれば達成はグンと楽になります。

 

そもそも激しい空腹感というのは、血糖値が急低下したサインです。 急低下した低血糖を上げるべく、体が危険信号を発し、それが空腹感として現れるのです。

 

ココナッツ・ギーの凄いところは、血糖値が安定しやすくなるという効果を持つため、激しい空腹感を消すことができるのです。

ココナッツ・ギーを食べると、血糖値が落ちたときにバックアップとして機能するケトン体が血中に増えます。その結果、血糖値が安定して激しい空腹感が消えるのです。

 

「空腹感が消える?ウソやろ!?」と思った方、ぜひ試してください。

これはマジです。

僕も疑ってましたが、やったら分かります。

ぜひ自分の体で試していただきたいです。

 

ココナッツ・ギーに関してはより詳しい記事がありますので、興味のある方はこちらも参照ください。

masao3.hatenablog.com

 

 

2つ目のアイテムはエリストリールです。

エリストリールとは甘味料の1種です。

エリストリールが凄いのは、砂糖と同じ甘みを持つにもかかわらず、血糖値を全く上げないという点です。

つまり、砂糖の代わりにエリストリールを使えば、糖質制限でも甘みを楽しむことができるのです。

糖質制限において壁となるのは、甘みの誘惑で砂糖を食べてしまうことです。

その点、砂糖と同じ甘みを持ちながら血糖値を全く上げないエリストリールはありがたい存在です。甘い物を我慢せずに済むので、糖質制限のハードルがグンと下がります。

 

「でも甘味料って危険なんじゃないの?合成甘味料は良くないって聞いたけど?」

こんな風に思った方もいるのでは?

エリストリールは人為的に作られた合成甘味料とは違い、自然界にも存在する甘味料です。

エリストリールの安全性に関しては、国連食糧農業機関(FAO)・世界保健機関(WHO)がいずれも極めて安全性が高いと公表していますので、安心して使用してください。

 

ちなみにエリストリールの商品としては有名なのがラカントSです。

イイこと尽くめのエリストリールですが、弱点もあります。

値段が高い。

砂糖と比べるとメチャクチャ高いです。(砂糖が安すぎるのか・・・?)

「もっと安かったらな~・・・」

こう思うのは僕だけじゃないはず。

 

まぁ、弱点もあるエリストリールですが、糖質制限の継続性を高めてくれる心強い味方であることは間違いないです。

 

6.最後に

「うつの陰に低血糖症あり」

この言葉が示すように、うつと低血糖症は密接です。

 

もし、あなたがうつに悩んでいて、薬物療法での治療に限界を感じているのであれば、糖質制限は有効なアプローチです。

 

低血糖症とうつの関係について、より詳しく知りたいという方には↓の本がオススメです。栄養不足によるうつの実態と、その対策が詳細に書かれています。当記事でも参考としました。また、この本は僕にうつヌケのきっかけを与えてくれた本でもあります。

 

当記事が、あなたのうつヌケのきっかけとなれば、これ以上の喜びはありません。