マサオのブログ

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「糖質制限は危険」という主張のウソ

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ダイエット法の1つとしてすっかり市民権を得た糖質制限。

ところが、ネットで「糖質制限」と検索すると『糖質制限 危険』と出てきます。

糖質制限をしようか迷っているときに『糖質制限 危険』を見て不安にならない人はいないでしょう。

本記事では糖質制限は危険ではないことを説明します。

 

 

1.アンチ糖質制限の主張

アンチ糖質制限の主張は次の3つに集約されます。

  1. 炭水化物を減らすため、食物繊維が不足して腸が弱る
  2. 糖質制限をすると悪玉コレステロールが上昇する
  3. 糖質制限実践者の作家―桐山秀樹氏が急死した

 

「そもそも糖質制限って何?」という方は、こちらの記事を参照ください。

masao3.hatenablog.com

 

2.各主張に対する反論

では、アンチ糖質制限のそれぞれの主張に対して反論していきます。

 

①炭水化物を減らすため、食物繊維が不足して腸が弱る 

人間は食物繊維量が不足すると、便が細くなり、腸が弱ってしまいます。

食物繊維量の不足は腸ストレスにつながり、万病の元となるのは有名です。

 

食物繊維は様々な食べ物に含まれていますが、日本人のメイン摂取源は白米です。

よって、「白米を食べないと食物繊維が不足してしまう。」

 

これがアンチ糖質制限の主張です。

 

では反論開始。

 

糖質制限しても食物繊維は十分確保できます。

 

というのも、糖質制限では大豆・キノコ・海藻・こんにゃくといった低糖質・高食物繊維の食材を積極的に食べます。

炭水化物にこだわらずとも、食物繊維は十分確保できます。

だから食物繊維が不足するという主張は簡単に反論できます。

 

ちなみに、最近では糖質を抑えて食物繊維量を増した「低糖質ライス」 販売されています。

「糖質制限したいけど、お米も食べたい」という方に低糖質ライスはオススメのアイテムです。

 

↓低糖質ライスはこちら↓

 

②糖質制限をすると悪玉コレステロールが上昇する

糖質制限をすると悪玉コレステロールが上昇するケースがあります。

そのため悪玉コレステロールの増加もアンチ糖質制限の主張となっています。

 

”悪玉”と言う名前から、危険と思われがちな悪玉コレステロール。

一般的には、悪玉コレステロールが増えると動脈硬化を起こしやすくなると言われています。

 

では反論開始。

 

そもそも悪玉コレステロール危険説はかなり怪しいです。

というのも、悪玉コレステロールと動脈硬化の関連性が低いことを示す報告が多数あるのです。

13万人の入院データを調べた分析によると、動脈硬化で入院した患者のほとんどは悪玉コレステロール値が基準範囲内でした。さらに悪玉コレステロール値が非常に低い動脈硬化の入院患者も結構いたのです。

悪玉コレステロール値と動脈硬化は無関係であると示唆する報告は多くあります。

 

そのため、悪玉コレステロールの増加に着目して糖質制限批判を行うのは的外れです。

ちなみに、糖質摂取による血糖値の上昇は血管にダメージを与えます。

動脈硬化を防ぎたいなら、悪玉コレステロールよりも血糖値を気にするべきでしょう。

 

実際、砂糖の摂取が多い人ほど動脈硬化での死亡率が高くなります。

 

余談ですが、コレステロール値が低い人はうつになりやすいのでご注意ください。

詳しく知りたい方はこちらの記事を参照ください。


masao3.hatenablog.com

 

③糖質制限実践者の作家―桐山秀樹氏が急死した

糖質制限で平均22kg減を叩き出した中年男性たちの物語『おやじダイエット部の奇跡』の著者・桐山秀樹氏が2016年に心筋梗塞で急死しました。

そのため、アンチ糖質制限からは「糖質制限は危険だ!」と主張されました。

 

では反論開始。

 

急死した桐山氏、実は急死される5年ほど前から糖質制限をしていませんでした。

よって桐山氏の急死の原因を糖質制限とするのには無理があります。

 

まず、桐山氏が糖質制限を始めた経緯について説明します。

 

2010年に桐山氏は体調不良から病院を受診、その際に高血圧・肥満・脂質異常症を医師に指摘されます。

さらに眼底検査にて『糖尿病網膜症』を指摘されていました。

桐山氏が糖質制限を始めたのはこの後です。

 

つまり、桐山氏の体は糖質制限を開始する前に、長年の過剰糖質で蝕まれていたことになります。

 

その後、桐山氏は糖質制限をして肥満と血糖値が改善。

しかし、数値の改善が見られてから自己判断で糖質を摂っていたとご家族は証言しています。

桐山氏の急死の経緯をまとめると以下のようになります。

  • 医師の警告後、糖質制限を開始
  • 糖質制限によって数値は改善
  • その後、自己判断で糖質を摂取
  • 急死する5年前から糖質制限をしていなかった

以上から、桐山氏の急死は糖質制限が原因ではないでしょう。

 

3.最後に

かつては「糖質制限は危険」と主張する人が優勢でしたが、近年は糖質制限の有効性が認められつつあります。

 

過剰な糖質摂取は体に大きな負担をかけます。

この過剰糖質によって激増した病気が糖尿病です。

 

糖尿病は失明・脚の切断・人工透析などの合併症を招く恐ろしい病です。

さらに、糖尿病患者はうつになる確率が通常の2倍以上になるなど、精神にも影響が出ます。

 

糖尿病患者のために生まれた食事療法である「糖質制限」は、進行を食い止めるだけでなく予防という観点からも有効です。

 

将来の自分を守るために、糖質制限への一歩を踏み出してみませんか?