うつっぽいなら、白米とパンをやめてみませんか?
1.白米・パン・砂糖が『うつ』を招く
白米・パン・砂糖。これらは糖質が豊富な食材です。
糖質が嫌いな人はいないでしょう。
糖質制限をしている僕も、糖質は大好きです・・・。
「じゃあ何で糖質制限してるんだ?」
理由は簡単。
『うつ』から抜け出したかったからです。
なぜ白米・パン・砂糖といった糖質が『うつ』を招くのか?
それは糖質が血糖値の乱高下を招き、神経伝達物質の分泌をかき乱すからです。
糖質が『うつ』を招くメカニズムは以下の通りです。
- 糖質を摂る
- 血糖値が上がる
- 血糖値を一定に保つため、血糖値を下げるホルモン―インスリンが分泌される
- 血糖値が下がり過ぎる
- 低血糖状態は危険なため、血糖値を上げるホルモンが分泌される
- 過剰なホルモン分泌で自律神経が乱れ、『うつ』っぽくなる
自律神経とは自分の意志でコントロールできない機能をつかさどる神経です。例えば、心臓の鼓動や胃腸の動きは自律神経によってコントロールされています。
自律神経が乱れると以下のような症状が現れます。
- 何となく不安
- 心が消耗しやすい
- 常に疲労感がある
- イライラする
- 集中力が続かない
上記のような糖質が招く血糖値の乱高下は、多くの精神疾患の原因となっています。
このような症状を抱えている人が精神科・心療内科に行くと何が起こるか?
高確率で抗うつ剤と睡眠薬を渡されるでしょう。
そして、中々治らない。
なぜなら、そもそも原因が血糖値の乱高下だから。
全ての『うつ』が血糖値の乱高下とは言いません。
しかし、多くの『うつ』の背後には血糖値の乱高下が隠れています。
「抗うつ剤を飲んでいるのに、一向に良くならない」
そんな場合は、糖質過剰になっていないかをチェックしてみてください。
2.糖分は脳の栄養?
「いや、でも糖分は脳の栄養でしょ?」
糖質制限をしているとよく聞かれます。
結論から言うと、脳のために糖分を摂取する必要は全くありません。
むしろ脳に疲れを招くのでNGです。
先ほども説明したように、糖質を摂取すると血糖値が乱高下して『うつ』を招きます。
この状態は脳が疲弊している状態です。
「じゃあ脳のための栄養素って何だ?」
その答えはタンパク質です。
タンパク質と言うと”筋肉”をイメージするかもしれませんが、実は脳の神経伝達物質の主原料でもあります。
タンパク質が不足して神経伝達物質をうまく生成できなくなると、メンタル不調を招きます。
3.白米・パンを止めたら食べるものが無くなる?
「白米・パンを止めたら何を食べるんだ?」
糖質制限をしていると、よく聞かれます。
結論から言うと、肉・魚・卵・大豆が食事に中心となります。
これらは糖質が無く、高タンパクです。
食事を考える際は主菜を軸にメニューを考えます。
「いやいや、肉・魚・卵とかで脂肪に偏ると健康に悪いでしょ?」
これもよく聞かれます。実際は肉ばっかりでも問題ないんですよね~。
むしろ糖質ばっかりの方が危険ですね。
というのも、2017年にランセットと言う権威ある科学雑誌に掲載された論文が世界に衝撃の報告をしたのです。
脂肪摂取割合が多い人ほど死亡率が低く、炭水化物摂取割合が多い人ほど死亡率が高いという報告です。
つまり、肉・魚・卵に豊富に含まれる脂肪は悪者ではないのです。
むしろ、控えるべきは炭水化物や砂糖などの糖質なのです。
4.それでも白米・パン・砂糖を食べたいなら
近年は糖質制限が市民権を得た影響で、糖質制限フードが多数販売されています。
糖質制限米 や糖質制限パン 、さらには糖質制限スイーツ など探せばたくさん出てきます。
そのため、糖質制限の敷居も下がってきています。
白米・パン・スイーツが大好きなあなたも、糖質制限に無理なくチャレンジできます。
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5.最後に
糖質について色々書きましたが、僕は糖質そのものは大好きです。
ただ、その代償を知り、恐ろしい存在だと感じるようになりました。
「糖質制限=ダイエット」という認識は強いですが、『うつ』対策の手段としても有効です。
もし薬物療法で効果が出ずに悩んでいるなら、糖質制限を行う価値はあります。
努力の方向性さえ間違えなければ、『うつ』は必ず治ります。
『うつ』を治す努力として重要なのが、糖質制限を軸とした食事です。
『うつ』を治すための食事について、より詳しく知りたいなら「ツライときは食事を変えよう ― はじめてのオーソモレキュラー栄養療法 ―」という本がオススメです。
本書の著者の溝口徹先生は、栄養療法の第一人者で、数多くのうつ病患者を救ってきました。
溝口先生の著書は複数持っていますが、本書はマンガで書かれているためとても読みやすいです。
マンガではありますが、中身は栄養療法のエッセンスが詰まっています。
最後になりますが、この記事があなたの『うつ』脱却の一歩につながれば、これ以上の喜びはありません。