うつっぽいならサラダ油を避けて○○油を使おう!
炎症促進作用のあるサラダ油はうつ症状を悪化させます。
本記事では、サラダ油がうつに与える影響についてご紹介します。
1.サラダ油はうつを悪化させる
サラダ油はうつ症状を悪化させます。
なぜなら、サラダ油はオメガ6系と呼ばれる脂肪酸で炎症促進作用があるためです。
近年、うつは身体で生じた炎症性物質が血流に乗って脳に到達することで生じるという説が有力視されています。この説を炎症モデルと言います。
炎症促進作用のあるサラダ油を多く摂ると、炎症が起きやすくなり、うつが悪化しやすくなります。
2.現代人はオメガ6系を摂り過ぎ
人間には外部から必ず摂取する必要のある脂肪酸が2つあります。
それはオメガ6系脂肪酸とオメガ3系脂肪酸です。
この2つは、いずれも体内で合成できません。
オメガ6系は炎症を促進させる効果があります。
炎症促進という言葉は悪く聞こえますが、外部から侵入した異物を攻撃するために炎症は欠かせない反応です。適量のオメガ6系は人体に必要な栄養素なのです。
オメガ6系はサラダ油やナタネ油に多く含まれます。
オメガ3系は炎症を抑制する効果があります。
免疫反応によって発生した炎症を鎮める際に必要となるのがオメガ3系です。
オメガ3系はアマニ油やエゴマ油、青魚に多く含まれます。
2つの脂肪酸は両方とも必須脂肪酸ですが、現代人はオメガ6系を摂り過ぎています。
理想のバランスはオメガ6系:オメガ3系=1:1
ところが現代人の実態は10:1です。
オメガ6系が多すぎるのです。
オメガ6系の過剰摂取は、アレルギー疾患や動脈硬化を引き起こします。そして、炎症はうつを招く要因となります。
うつと炎症の関係性についての詳細は、こちらの記事を参照ください。
3.サラダ油の代わりとなる油
ズバリ、オリーブ油です。
オリーブ油はオメガ9系脂肪酸に分類されます。
オメガ9系は炎症に対して促進も抑制もしません。
オメガ6系の過剰摂取で炎症気味の現代人にとって、オリーブ油は心強いアイテムです。
「オメガ3系のアマニ油やエゴマ油を使えばいいのでは?」
このように思った方もいるのでは?
確かに、サラダ油の代わりにアマニ油やエゴマ油を使えばオメガ3系の比率を高められます。
しかし、オメガ3系の油には弱点があります。
熱に弱いのです。
そのため加熱調理できません。
この弱点のため、サラダ油の代わりとしてフライパンや鍋で使うことは無理なのです。
一方、オリーブ油は熱に強い特徴があります。
この特徴から、サラダ油の代わりとしてオリーブ油を僕は推します。
4.最後に
僕はうつと炎症の関係性を知ってから、油には気を付けています。
具体的に行っていることは次の3点です。
- サラダ油の代わりにオリーブ油を使用する。
- オメガ3系が豊富なサバ缶を意識的に食べる。
- オメガ3系の魚油サプリを摂る。
これらのおかげか、朝起きたときの体のダルさとうつっぽさは激減しました。
オメガ3系である魚油のうつ改善効果については、こちらの記事を参照ください。
もしあなたがうつっぽいなどの不調にお悩みなら、油を意識することから始めてみてはいかがでしょうか。
この記事があなたの健康に寄与するものになれば幸いです。