入浴にはうつを回復させる力がある。
入浴にはうつを回復させる力があります。
本記事は入浴が持つポテンシャルについてご紹介します。
1.うつ患者は自律神経が乱れている
うつっぽさを感じている人は自律神経が乱れているケースが多いです。
自律神経とは自分の意志でコントロールできない神経です。
例えば、心臓の鼓動や胃腸の動きは自律神経によってコントロールされています。
自律神経の中には次の2つの神経が存在します。
1つ目は興奮・緊張・ストレスなど人体を活性化させる交感神経。
2つ目は休息・リラックス・快復など人体を落ち着かせる副交感神経。
この2つの神経がうまくバランスしているとき、自律神経が整うと言います。
ところが、うつ患者は興奮・緊張・ストレスを司る交感神経が優位となっており、自律神経が乱れているケースが多いのです。
交感神経が優位となると、心身共に不安や恐怖を感じやすくなってしまいます。
2.入浴は自律神経を整える
入浴は自律神経を整えます。
その理由は、入浴がもたらすリラックス効果です。
湯船につかると交感神経が鎮まり、副交感神経が優位となります。
つまり、心身がリラックスして休息モードに切り替わるのです。
ストレス社会と呼ばれる現代では、どうしても交感神経が優位になりがちです。
だからこそ、心身がリラックスして休息モードとなる入浴は貴重な存在なのです。
3.入浴は睡眠の質を高める
入浴は自律神経を整えるだけでなく、睡眠の質も高めます。
というのも、睡眠前にリラックスすることがスムーズな入眠の鍵なのです。
入浴は心身の緊張を鎮め、リラックスさせます。
つまり、睡眠前に入浴してリラックスすることは、良質な睡眠につながるのです。
良質な睡眠は、心身を回復させ、あなたの健康レベルを底上げしてくれます。
4.入浴のコツ
入浴には素晴らしい健康効果がありますが、その効果を得るためにはコツがあります。
それは以下の2つです。
シャワーで済ませず湯船につかる
入浴はシャワーで済ませず、湯船につかるようにしてください。
湯船につかることによって、緊張がゆるみ、血行が促進され、自律神経が整います。
湯船の温度は40℃程度
41℃以上になると、交感神経が優位となってしまい、リラックス効果が得られません。
湯船の温度は40℃程度としてください。
5.入浴の効果を高めるアイテム
ズバリ、エプソムソルト です。
エプソムソルトとはマグネシウム系の入浴剤です。
マグネシウムは皮膚からの摂取が可能なミネラルで、交感神経を鎮めて副交感神経を優位にします。
エプソムソルトを使うことで、入浴の自律神経を整える効果がさらに高まります。
エプソムソルトについて詳しく知りたい場合、こちらの記事を参照ください。