マサオのブログ

得意分野で情報発信! アラサー男のライフハック・ブログです。

他人と接するのが怖い、人前で話すのが非常につらい―社交不安症という病気

今回は僕の持病である社交不安症について書きます。もし、「他人と接するのが怖い」「人前で話すのが非常につらい」という症状がある場合、それは性格の問題ではなく社交不安症という病気かもしれません。社交不安症は広く認知されている病気ではないため、悩んでいる本人も病気だと認識していないケースが多いようです。

 

今回は、潜在的な社交不安症でお悩みの方が社交不安症であると気づくきっかけになればと思い書きました。社交不安症は放置して勝手に治る病気ではありません。しかし治療すれば治る病気です。

  

 

 

1.社交不安症とは?

社交不安症は人前や社交的な場などで強い不安を感じ、心と体に極度の緊張が現れる病気です。深刻化すると不安を感じる場面を避けようと他人との交流そのものを回避するようになり、社会生活・日常生活に大きな支障をきたす恐れがあります。

 

人前で話すときなどは誰しも多少なりの緊張を感じます。ただ、社交不安症でない方は緊張する場面が終わればリラックスできます。一方、社交不安症の人は緊張する場面が終わっても「自分がどう見られていたか」にとらわれ、「変な人と思われていないだろうか」と悩み続けます。そして、うまくできなかったことを悔やみ、いつも心に不安を抱えた状態となります。

 

この社交不安症は本人にとっては大きな苦痛ですが、周囲からは「気にしすぎ」「内気だから」と誤解されやすいです。さらに、患者本人も自身の性格の問題と思い込んで、そもそも病気だと認識していないケースも多いようです。

 

2.社交不安症の具体的症状

社交不安症の具体的症状としては以下のようなものがあります。

  • 人と接するのが怖い(対人恐怖症)
  • 人前で話せない(スピーチ恐怖症)
  • オフィスで電話に出られない(電話恐怖症)
  • 人と会食するのが苦痛(会食恐怖症)
  • 人前で文字を書くと震える(書痙)
  • 人前でお腹が鳴るのが不安(腹鳴恐怖症)
  • 人が近くにいると排尿できない(排尿恐怖症)

 

ちなみに僕は排尿恐怖症持ちです・・・。この病気は職場や公衆トイレで他の人が居たり、後ろに人が並んでいたりすると緊張で排尿できなくなるものです。早くしなければと焦れば焦るほど緊張し、排尿できなくなります。これが中々厄介で、症状が悪化した時は個室トイレでしか排尿できなくなりました。

社交不安症の症状は、悪化すると苦手な状況そのものを避けようとするため、生活に支障をきたすこともあります。人生の質を考慮すると、社交不安症は放置すべきではない病気だと僕は思います。

 

3.治療するには?

社交不安症を治すためには精神科や心療内科といった専門科を受診します。いざ治療するとなっても、精神科や心療内科という名前に抵抗を感じるかもしれません。ただ、本当に悩んでいるのであれば勇気を持って医療機関を受診することをおすすめします。僕の場合、排尿恐怖症で病院に行くかどうか迷いましたが、勇気を持って心療内科に行きました。今は薬物療法のおかげで、排尿恐怖症は軽いものになりました。

 

今回は社交不安症についてご紹介しました。もし、この病気に近い症状があり、もっと詳しく知りたいという方は下の本をお読み頂ければと思います。この記事が社交不安症を知るきっかけとなれば幸いです。