卑しい職業なんて存在しない。その職業が存在しているということは、それを求める人がいることの裏返し。
今回は雑記です。
「立派な職業」。誰もが一度は聞いたことのあるフレーズではないでしょうか。人によっては特定の職業に対して羨望のまなざしを向ける方も居ます。一方で、特定の職業に就く人に対して後ろ指を指す人たちも居ます。
今回のコロナウイルスで、多くの業界が大打撃を受けています。そのような中で、特定の職業や業界に対して「なくてもいい」などという言葉を放つ人が現れています。
言葉はその人の考えを如実に表します。上記のような言葉を放つ人には、職業には貴賤があるという意識が働いていると思います。特定の職業に就く人たちを卑しいと考えているからこそ、そのような言葉が出たのでしょう。
しかし、そもそも職業に貴賤などあるのでしょうか?僕はあらゆる職業に貴賤はないと考えています。時折、「そんな職業・業界は必要ない」などと言う人がいますが、果たしてそうでしょうか。もし仮に必要ない職業・業界なのであれば、とっくに淘汰されているはずです。その職業・業界が存在するということは、それを求めている人がいることの裏返しなのです。どんな職業であろうと、求める人がいるという点で、その価値は同じであると考えるのが自然だと思います。
本当に誰からも求められなくなった職業は必ず消え去ります。逆に、今その職業が淘汰されずに存在しているということは、それを求める人がいることを証明しています。
今回はニュースを聞いて思ったことを書きました。このあたりで失礼します。