会社OBの一言から感じた、資本主義の縮図
1.会社OBの残酷な挨拶
「今年もたくさんの配当が貰えてありがたいね!これからもよろしく!」
先日の株主総会後にあった会社OBからの挨拶。
恐らく、本人に悪気はない一言だったと思います。
ただ、僕にはひどく残酷な言葉に聞こえました。
「もっと働いて、俺たちの手元に金をくれ」
そんな風に聞こえてならなかったです。
同時に、これが資本主義の縮図かと愕然としました。
僕ら従業員は、株主を金持ちにするために働いている現実を見せつけられた気がしました。
株などを保有する金持ちにお金が集まる仕組み。
金持ちに有利に出来た社会構造。
これをトコトン突き詰めたのが資本主義です。
あぁ、残酷だな~・・・。
日本の若い世代に蔓延している閉塞感は、残酷な資本主義にあるような気がしてなりません。
2.コツコツ株主になる
資本主義では圧倒的に株主が有利。
資本主義の恩恵を受けるためには株主になるしかないです。
このひどい事実を知ってから、僕はどうにかして株主側になろうと暗中模索してます。
その対策の1つがコツコツ投資です。
今まで漠然と貯金していたお金を、積み立て投資へ回すようになりました。
僕の投資戦略は、メチャクチャ簡単。
誰でもできると有名なインデックス投資です。
3.サラリーマンが投資するならインデックス投資が最強
もし、あなたがサラリーマンで、投資を始めようと考えているならインデックス投資がオススメです。
個人的には、インデックス投資以外はサラリーマンには勝ち目が無いと考えています。
インデックス投資とは市場全体を買って保有し続ける投資のことです。
株式市場にはたくさんの会社の株がありますが、それら全体を平均したものをインデックス・ファンドと呼びます。
インデックス・ファンドに投資する投資法がインデックス投資です。
市場全体の株価が上がればインデックス・ファンドの価値も上昇し、市場全体の株価が下がればインデックス・ファンドの価値も低下します。
インデックス・ファンドは、リスクが低い代わりにリターンも飛び抜けて大きいわけではない、地味な商品です。
インデックス・ファンドの特徴は大儲けはないけど大損もしない、手堅く利益を上げる点です。
一発逆転のホームランを打つことはできませんが、コツコツ小さなヒットを重ねるスタイルです。
サラリーマンが投資するなら、インデックス投資が最強だと思ってます。
なぜなら、インデックス投資は全く技術が要りません。
難易度の低さから、サルでも出来る投資と言われています(笑)
買う商品を決めて、毎月自動で買うだけ。
企業の研究も景気動向の把握も不要です。
これだけ手間いらずの投資はインデックス投資くらい。
日中フルタイムで働くサラリーマンにとって、ほったらかしでOKというのは重要なポイントです。
4.諦めたらそこで試合終了
資本主義は労働者には冷たく、株主有利に出来たゲームです。
株式会社で働き、この現実を目の当たりにしてきました。
正直言うと、「やってなれない!」とさじを投げたくなったこともあります。
ただ、まだ諦めずコツコツ投資を続けています。
というのも、調べてみるとコツコツ投資でサラリーマンから脱出した人は結構いたりします。
そして、そんな成功者は口をそろえて「とにかく積み立てる続けることが大切」と話します。
僕は諦めの悪いバカになろうと思います。
諦めなかった者にだけ逆転のチャンスは訪れるのだから。