マサオのブログ

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不安持ち必見! 不安の根源―自律神経の乱れとは?

  • 何となく不安
  • 心が消耗しやすい
  • 常に疲労感がある
  • イライラする
  • 集中力が続かない

もしこれらの症状でお悩みの場合、自律神経の乱れが原因かもしれません。

 

 

1.自律神経とは

自律神経とは自分の意志でコントロールできない機能をつかさどる神経です。例えば、心臓の鼓動や胃腸の動きは自律神経によってコントロールされています。

自律神経には大きく分けて2種類の神経があります。

1つめは興奮・緊張・ストレスなど人体を活性化させる交感神経です。やる気や集中力を出し、戦闘モードになるときに優位となる神経です。生存が脅かされるような状況では交感神経が活発化、不安・焦り・動悸などの反応が生じます。

2つめは休息・リラックス・快復など人体を落ち着かせる副交感神経です。体を休ませて回復させる神経です。夜寝る前のリラックスしたときや寝ているとき、腹式呼吸をしているときなどは副交感神経が優位になります。

重要なのは交感神経と副交感神経のバランスです。交感神経と副交感神経のバランスの取れた状態を自律神経が整うと言い、健康な心と体を維持することができます。

 

不安持ちからすると、「興奮・緊張・ストレスをもたらすなんてけしからん!交感神経は悪者だ!」と言いたくなるかもしれません。しかし、交感神経による瞬時の戦闘モード切替があったからこそ、人類は生き延びられてきた側面もあります。獣に襲われたときにリラックスしたままだと、人類は生き残ることはできなかったでしょう。厳しい自然を生き抜くためには、興奮・緊張・ストレスは重要な存在だったのです。

 

2.自律神経はなぜ乱れる?

自律神経はストレスを受けることで乱れると言われており、代表的な原因は以下の通りです。

  • 長時間労働によるストレス
  • 生活リズムの乱れ
  • 環境の変化
  • 食事の乱れ

いずれも現代人が陥りやすいものばかりです。

長時間労働によるストレス」が神経を消耗させるのは誰もが納得すると思います。仕事のプレッシャーや人間関係は自律神経を乱す要因となるのです。

「生活リズムの乱れ」は具体例を挙げると睡眠不足や運動不足などが挙げられます。
睡眠はストレスによるダメージを回復させます。睡眠不足になると回復が追い付かず、ダメージは蓄積してしまいます。
運動にはストレスを軽減し、脳機能を向上させる効果があります。運動不足になるとストレス軽減や脳機能向上の効果が得られなくなり、自律神経を乱す要因となります。

「環境の変化」スマホやパソコンといったデジタル・デバイスに囲まれ、常に刺激を受ける環境などが挙げられます。スマホ使用時間が無いほど不安が多く、ストレスが回復しにくいとの調査報告もあることから、デジタル・デバイスが自律神経を乱しているのは明らかです。

「食事の乱れ」は糖質過多とビタミン・ミネラル・食物繊維不足の食生活を指します。飽食の時代と言われる現代ですが、油断すると栄養が偏りやすいのも事実です。栄養の偏りは、自律神経を調整する神経伝達物質の材料不足につながります。結果として調整役のいなくなった自律神経は乱れてしまいます。

 

3.自律神経を整えるには

 「2.自律神経はなぜ乱れる」で挙げた原因をクリアしていくことで自律神経は整いやすくなります。

「生活リズムの乱れ」では睡眠不足と運動不足を挙げました。解決法は至ってシンプル、睡眠時間の確保と運動習慣を持つことです。
寝る時間を30分早めるだけでも回復量は上昇します。また、アイマスクと耳せんは睡眠の質を向上させる効果が認められているためおススメのアイテムです。睡眠に関しては、こちらの記事も参考になるかと思います。

masao3.hatenablog.com


運動習慣というと大変に感じるかもしれませんが、軽い散歩でも効果があります。軽めのストレッチや筋トレでも運動効果の恩恵は得られるのです。

「環境の変化」ではデジタル・デバイスによるストレスを挙げました。解決法はデジタル・デバイスの使用時間にルールを設けることです。例えば「14時になったら10分だけメールチェック」「19時から5分だけLINEを見る」などです。どうしても見てしまう場合は、スマホからアプリを消去してしまうのも手です。

「食事の乱れ」では糖質過多とビタミン・ミネラル・食物繊維不足の食生活を説明しました。解決法は糖質を減らし、肉・魚・野菜を多く食べることです。糖質を減らすためのアクションは、お菓子やジュースといった砂糖を使用した食品を食べないことです。また、主食を未精製穀物に置き換えることも効果的です。未精製穀物とは玄米や全粒粉といった、外皮を取り除いていない穀物のことです。未精製穀物はビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富です。いつも食べている白米やパンを、玄米や全粒粉パンに置き換えることが具体的なアクションとなります。

 

ここまで読んで「『長時間労働によるストレス』の対策は?」と思われたかもしれません。これに関しては対策を提示することはできません・・・(>_<)。むしろ僕が教えてほしいです(笑)。

 

とは言え、「生活リズムの乱れ」「環境の変化」「食事の乱れ」をクリアすれば、自律神経の耐ストレス抵抗力は大きく向上します。この記事が、あなたの自律神経を整え、健康な体と心を手に入れるきっかけとなれば幸いです。